足首の異常

体のあちこちに不調や痛みを抱えている人の多くに足首の異常がみられます。

2足歩行の我々は常に重力に抗い、バランスを保つことで日常生活を送っています。

私達が直接地面と接している足元は建物で例えると基礎＝土台と一緒です。

建物はこの基礎＝土台がしっかりしていないと建物全体が歪むように、人間も足元に歪みがあると体全体に影響します。

水戸市のMANA整骨院に来院される方の中にも足首に歪みがある人が多くいらっしゃいます。

足首の歪みで多く見られるのが回外足（かいがいそく）です。

回外足とは足首が捻挫したように内向きに捻れて見える足をいい、普通は痛みを感じないので自覚もありません。

回外足になる原因は荷重のしかたにあります。

膝下についている筋肉は乗馬の鐙（あぶみ）のように足裏で筋膜によりつながっています。

体重を足の外側にかけていると外側にある腓骨筋が引っ張られて固まり、土踏まず側の前脛骨筋が縮むことで足首は内向きに捻れてしまいます。両足とも外側荷重だと（内股に多い）すねの外側がふくれて太く見えます。

休めのような片足重心の場合は非荷重側が接地面に対し足首が捻挫したように内反するので回外足になります。

両足ともに回外足の場合は反り腰や猫背、O脚になりやすく、片足だけが強い回外足の方は左右の足の長短、骨盤の歪みから股関節・肩・首・膝など様々な症状が出やすくなってしまいます。

当然、土台の歪みにより全身の筋膜が引っ張られ硬くなります。（股関節痛の原因にもなります）

足裏や指の変形を防ぐためにも、まずは立っているときに足指全体がピタッと地面に接地（前重心ということではない）しつつ、両方の内くるぶしの辺りに重心を置くことが大切です。

更におしりと内ももの筋肉に緊張がくる立ち方をすると回外足を回避できると同時に不良姿勢やO脚の改善になります。

足首の回外足を調整前、調整後の動画をご覧ください。